とある科学の超電磁砲<レールガン>第20話『乱雑開放<ポルターガイスト>』

 17話「夏休みのつづり」で少しだけ登場していた「春上衿衣」再登場。
 語尾に「・・・なの」と付けるのは流行りなのでしょうか。一昨日観た「刀語」ではございませんが、「キャラに個性付けをしようとして頑張ってみたら被っちゃった、テヘ(ハート)」といったところでしょうか。
 この「レールガン」は前半と後半では違うお話だと思っておりましたが、いくつかの幕間を経て一つのお話、AIM拡散力場をめぐるお話で統一されていたようです。
 ストレートにお話が繋がっていないのは、単にひとつの事件の中に少女たちが巻き込まれるお話を描きたかったからではなく、少女たちの日常の中に事件が入り込んでくるお話を描きたかったからではないでしょうか。
 もう少しはっきり書けば事件なんてどうでもよくて、彼女たちの等身大の日常というものだけ描きたかったのではないかと。ただ「レールガン」という看板を背負っておりますし、そもそも彼女たち自身が普通の女の子ではありませんから、等身大とか申しましても尋常な青春を描くことは難しいと思うのではございますが。
 春上の過去はなんとなく想像出来ますが、そこに初春がどう絡んでくるのかがこの「章」の見所なのでしょう。木山先生らしきシルエットも登場しておりましたので、いよいよラストスパート開始と言ったところでございます。