鋼の錬金術師 第44話『バリンバリンの全開』

 タイトルを見た時「バリンバリンって、土地の名前?新しいキャラの名前?」と考えてしまいました(笑) 紛らわしいなぁ。素直に「バリバリ」と書いていただけましたらこんなに迷わなかったのに(笑)
 父ホーエンハイムと会いお互いの情報を交換するアル。一方行方不明だったエドはノースシティでバリンバリンに復活、次の一手を考慮中。そのころセントラルの地下でビトーはグリードを探していた、というお話でした。
 今回はエドの復活が見所でございましたが、派手なアクションシーンで復活に花を添えるという方ではなく絵的に地味な方を選択しておりましたが、この最後の瞬間までエドの顔を映さない演出はジワジワきて好きでございます。・・・エドだと丸判りだったんですけどね(笑)
 ここでアルとホーエンハイムを出会わせたことで、なんとなく結末が見えてきたような・・・、あくまでもヘッポコ予測なのですが。アルやエドが失った身体を取り戻すために必要な「賢者の石」は、目の前にあるじゃないかと。多分この予測は大きくは違っていないと思います。
 もちろんこの予測が正しいといたしましても物語としてどういった経由を通り、どういった落とし方をするかは全然予測できませんし、それこそが作者の腕の見せどころですから楽しみに待ちたいと思います。
 そしてリンとグリードの関係が動き出してまいりました。「記憶を喪ったままで、それでもお前は強欲か!」というリンの台詞に燃えました(笑) この二人は本当に似たもの同士ですね。だからこそグリードの意識に飲み込まれることなくリンが存在していられたのだということを、(少なくとも理解力が不足している私に)一瞬に理解させた良いシーンでございました。
 さて、ブラッドレイに殴り込みを仕掛けたのは「リン」なのか「グリード」なのか、次週がとても気になる「ヒキ」でございました。そして影が薄くなった第三勢力「マスタング」の出番はあるのか! これも次週のお楽しみでございます。
 ギアが上がってまいりました。