鋼の錬金術師 第42話『反撃の兆し』

 漫画の原作を読んでいたと仮定すると、多分ここら辺が一番焦れったい思いをしているんだろうと容易に想像ができるエピソード。
 読み飛ばして先へ進みたい気持ちはあるけれど、ここは今後の展開にとって重要なところなのだということも分かっているからそれもできない。掲載雑誌は月刊誌ですから、このエピソードで「続く」になった場合一ヶ月待ちでしょうし、単行本の読者の場合このエピソードが巻末に来ていたら次回は半年くらい待つ事になるのですか。
 う〜ん、漫画をリアルタイムで追わなくなったのもこの辺が原因だったなと思い出しましたよ。
 とうとう主人公のエドは出番が無くなってしまいました(笑) ですが、対ホムンクルスという事で言えば主役はホーエンハイムですから今回のエピソードは正しいでしょう。無敵とも思えたプライドにも冗談を言いながら退治できるパパが格好イイ!
 そしてそのプライドにもきちんと「枷」が用意されておりました。こうしておきませんと「強さのインフレ」がおこってしまい、派手なんだが単調なストーリーに転びかねない訳で、作者の気配りと申しましょうか創作姿勢にまた感心させられました。
 各所で「導火線」に火が点けられた状態でまたもや「続く」でございます。どこまで寸止めが続くのでしょうか。そして私はどこまで待てば宜しいのでしょうか(笑) 流石に来週は物語が大きく動くと信じたいものでございます。