デュラララ!! #03『跳梁跋扈』

 改めて帝人の高校生ライフ(という言い方も古いですね)の描写の回。普通と異常の境界の曖昧さが何故か心地良いですね。これは「異常」を担当している「折原臨也」「平和島静雄」「サイモン・ビレジネフ」のキャラが見事なおかげかと。
 この三人には「過去」の臭いと申しましょうか、引きずっているものの重みが感じられないので、そこら辺が良いのかなぁ。もっともまだ3回目で過去も何もあったもんじゃないんでしょうが(笑) 純粋な「悪意」「正義」「力」が具現化した存在感みたいな怪しげな魅力全開でございます。
 3回観てもお話がどこへ転がって行くのか全く見当もつきませんが、その放り出されたような不安感もまた心地良いです。それらも含めてもう暫らく推移を見守る事にいたします。