戦う司書The Book of Bantorra第17話『帰還と出会いと燃えあがる緑』

 「追憶の戦機ユックユック」を持ち出しバントーラ図書から出奔したヴォルケン帰還の巻。
 え〜と、基本的な事なのですがこの「追憶の戦機」というものが何をするために必要なのかが忘れてしまっておりますから困ったものです。公式サイトでは

三人の神が世界を治めていた楽園時代に、神自身やその従者が使っていた武器や道具の事で、世界に7つ現存するといわれている。

と書かれており、ユックユックは

自転人形ユックユック。追憶の戦機のひとつ。複数の人間の魔法権利を一つに束ねる力をもち、個人では不可能な強力な魔法を実現することができる。それのみでは何の力もない銅像である。台座にうずくまった妖精の姿をしており、魔法権利が発動する瞬間には立ち上がって踊りだす。オリジナルは一つだけだが、同等の力を持つ複製が、二十個ほど存在している。

だそうですが、ヴォルケンがこれを持ち出した意味はハミュッツと戦うため?あれ?ヴォルケンの目的はハミュッツを糾弾することでしたからこれでもいいのか。
 てっきり世界中に散らばった追憶の戦機を集めてハミュッツの真の目的を探ってくるのかと思っていたのですが、どうもそうではないようで。出て行った時のヴォルケンと性格が変わっていないのは楽しくありませんなぁ。できればやさぐれて帰ってきて欲しかったところでございます(笑)
 モッカニアのエピソードで登場していたソニアが重要なキャラに変身して、物語に大きく関っておりましたが、そうであればモッカニアのお話の時にそれらしい何かを少しでも匂わせていただければ、今回「ニヤリ」と出来たかと思いますと、若干惜しかったでしょうか。
 ヴォルケン、死亡フラグが立っているのでしょうか?次週までのお楽しみか。嫌なお楽しみでございます(笑)