聖痕のクェイサー #01『震える夜』

クェイサー。それは、女性から聖乳<ソーマ>と呼ばれる生体エネルギーを得ることで、特定元素を自在に操る特殊能力者。聖ミハイロフ学園に通う織部まふゆと山辺燈は、クラスでいじめに遭っていた。戸惑いや悲しみを胸に秘め、それでも笑顔を絶やさない燈に、まふゆは自分が燈を守らなければという思いを強くする。そんな彼女たちの前に、ある日、サーシャという謎の少年が現れる。その出会いが全ての始まりだった。まふゆはその夜、マグネシウムを操る敵のクェイサーに襲われてしまい……!?(公式サイト「各話ストーリー」より引用)

 アニメワンにて視聴。いいかげん画質に問題のあるネット配信の視聴は止めようと考えているのですが、新作が配信されますとどうしても観てしまいます。アニメ好きの悲しい習性でございますなぁ。
 それはともかく。お話といたしましては「普通」でしょうか。いや、普通というには問題がありそうですね(笑) 「おまもりひまり」の時と同じで「どこかで観た事のあるような」作品でしょうか。う〜ん。
 ただ、冒頭の描写といい締めのアクションシーンといい、なにかしら見所はありそうな気がいたしましたので取りあえず継続視聴したいと思います。
 だからと申しまして特筆するほど素晴らしいところがあったわけでもなく。冒頭緊迫感のあるシーンを見せておきながら、その後まふゆと燈の日常をダラダラと描写していたところはリズムが悪かったですし、「クェイサー」のサーシャが聖乳を摂取するシーンは殆どが「見せない」努力に費やされ観るに耐えない画面になっておりました。
 聖乳とはいいましてもその実体は「生体エネルギー」でしょうし、なにも授乳シーンにこだわる必要があるとは思えませんが、「聖母」「授乳」ということに拘る必要があるとするならば、そこを上手く処理することが演出家のお仕事だと思うのですが、どうでしょう。
 「DVDでは全部見えます!」という商売であるのなら何も言う事はありませんが、今時「おっぱい」が見えるからと言って商売になるとも考え難いのですが、他に「売り」がないと言う事なんでしょうか。後日「ディレクター・カット版」も配信するそうですが、まあ、それはいいや(笑)