とある科学の超電磁砲<レールガン>第14話『特別講習』

 「Gyao」のお年玉なのかっ!? 一挙二話アップされておりましたが、視聴して一番最初に浮んだ感想は「順番が逆じゃないの?」ということでございました。「免停講習」を受け、自分を見つめ直す辛い作業をした後でバカバカしい水着回の方がお話としては「腑に落ちる」と思っただけなのですが。
 「罰」ではなく、安易な方へ流れる子供たちに立ち直るきっかけを与えるための講習会で、それ自体は真っ当であり正論。限界を知る事、苦しさや辛さに直面した時、逃げ出したり怯えたりしないよう訓練してあげようとする「大人たち」に問題はありません。・・・特に小萌先生には(笑)
 でも一方で、「レベルアッパー」を作り出し子供たちを誘惑した大人たち、そうせざるないように仕向けた「学園都市」の大人たちに対する追求が描かれないと消化不良感が拭えなかったりいたしまして。
 まあそうした「暗黒面」のお話はこのシリーズには似合わないと思うのですが、子供たちだけが前向きに歩こうとしても大人サイドの反省が見られませんと同じ事が繰り返されてしまうような気がしてならないのでございます。
 大人の責任、この視点はどこかで描いていただけたらなぁと思いました。