テガミバチ 第五話『行き止まりの町』

 ラグとニッチはユウサリ地区へ続く橋「ビフレスト」がある「キリエの町」へとやってきた。そこで出会ったネリの案内でラグたちは宿を訪れるが、ネリはラグのユウサリへの通行証を奪って姿を消した、というお話でした。
 この世界は三つの階層に別れていて、というところまでは三話冒頭で説明がありましたがそれ以上の事(なぜそうなったのか、誰が支配しているのかなどなど)についてはこの段階では不明。恐らくそのお話は物語の後半で使われるか、あるいは二期用に温存するかではないかと邪推。
 当面は「こうした世界の理不尽さの中で暮す人間の悲しみと、それを目撃するラグの心の動き」を描いて作品に厚みを出していただければ十分でございます。この作品もせめて一年間の放送期間があれば色々なことが出来そうな気がいたします。
 ネリやジギーのエピソードなどは些か紋切り型にも見えましたが、結論がでるまでは自重自重。ですが希望のすぐそばに絶望があるというお話の流れは大変好みでございました。・・・Mッ気が(笑)