テガミバチ 第二話『ぼくの友達』

 ラグという「テガミ」を送り届けるゴーシュたちの旅の続き。心弾銃の解放(?)でお互いの心の内を垣間見て心の距離は縮まったが、ラグの「お母さんのところへ」という願いを巡って二人は仲違いしてしまう。ラグはゴーシュの心弾銃を盗んで一人歩き出すのだが、鎧虫のテリトリーへ迷い込んでしまうのだった、というお話でした。
 ラグの泣き顔が実に可愛い。いや、楽しんじゃいけないのか(笑) 大きな瞳から零れ落ちる大量の涙と鼻水、そうそう、子供ってこんな感じで泣くよなー。子供の感情表現は本当に制限がありませんからね。アニメの主人公の子供たちはどこか大人びたキャラが当たり前になってしまったように思いますが、これくらい「小汚い」子供はいっそ気持ちが良いですね。
 傷ついたゴーシュを泣きながら引きずり歩くラグ。男の子だねぇ・・・。たった2回ではございましたが、ラグとゴーシュの間に芽生えた「友情」のエピソードとしては十分だったでしょう。もちろんもっと長くこの旅を描いた方が良かったとは思いますが、本題はまた違うのでしょうから伝える必要のある事は描いておりましたので、この割り切りは賞賛したいと思います。
 そして5年後ですか。「泣き虫ラグ」のまま物語が進行しても宜しいかと思いましたが、子供のままではどうにもならないお話が始まるのでしょう、幼年時代のラグは2回で終了でございました。残念(笑)