鋼の錬金術師 第37話『始まりの人造人間(ホムンクルス)』

最初の一人で最後に登場したホムンクルスの正体がセリム・ブラッドレイですとっ!!
 と、原作者やスタッフのご期待通り素直に驚いておきましょう(笑) 前作を記憶から消すようにして視聴しておりますし、まあそんなに意識しなくても年齢による記憶の衰えで殆ど忘れているのですが、それでも前作でのセリムは印象的でしたから正直この展開はビックリでした。
 「(原作を)読んでから観るか?観てから読むか?」という古い問いに対して今現在でしたら「観てから読む!」と答えましょう。これは原作未読者の特権のようなものでしょう。もっとも漫画を読んでいた方は私より先に驚いた訳でしょうからお互い様ですね(笑)
 といった訳でホムンクルスたちの包囲網は鉄壁の様相を呈してまいりました。そしてブリッグスの命運もエドたちの行動次第と緊迫感は増すばかりでございます。この盛り上げの上手さは原作に因るところが大きいのでしょうが、映像化という「変換」をしている時点でアニメスタッフの力量も大きいのでしょうね。
 それにしてもエドたち「反ホムンクルス勢力」は分散され、それぞれに監視がつくなどここのところ劣勢続きでございます。それでなくてもホムンクルスに対抗できそうな戦力が不足しておりますから観ていてストレスは溜まる一方です。
 そろそろカタルシスを味合わせていただきたいなーと考えてしまいすが、作劇上手の本作であれば視聴者の期待通り来週辺り何かあることでしょう。年末編成は・・・、取りあえず来週は通常営業?