うみねこのなく頃に 第24話『EpisodeIV-VI adjourn』

 ここに来て新展開とは何事でしょう。
 戦人が明日夢から生まれていなくとも留弗夫の実子であれば金蔵の孫には違いないわけですから、ベアトの「(戦人は)ゲームの参加資格がない」という台詞が真実であれば戦人は誰の子供?という疑問が湧いてまいります。
 と申しましょうか「今更こんな設定持ち出すな!」と(笑) いくらなんでも物語りの根幹にかかわりそうな設定はもっと早い段階で提示しておくことが、読者と作者の間の最低のルールだと思うのですよ。
 もちろん「あからさま」に提示しておく必要はありません。さり気なく、場合によっては「匂わせる」だけでも構わないのですが、このような「後出しじゃんけん」は作者は気持ち良いのかもしれませんが、読者(視聴者)といたしましては(後味の良くない)「騙された」感しかございませんねぇ。
 ただし、これはこの作品を純粋に「推理物」として捉えたときに限った時の感想でございます。いや、確かに推理物には違いないのですが、「魔法」という幻惑手段を手に入れた作者は些か(かなり、かな?)暴走して「ルール」そのものを逸脱しているように見えてまいりました。
 ですので推理物としての評価はかなり低いのですが、これも幕引き具合次第で土下座する覚悟があることは以前も書いた通りなのですが、残り2階でなんとかなるのかなぁ、これ(笑)