とある科学の超電磁砲<レールガン>第10話『サイレント・マジョリティ』

 「持てる者」は持たざる者の本当の気持ちは理解できないでしょうし、「待たざる者」も持てる者の苦労は分からない。そんなお話。
 持てる者の代表は美琴でしょうが、初春にしても黒子にしても段違いの能力を持った美琴にコンプレックスを持っているかとそんなことはありません。佐天のコンプレックスも彼女たち能力者に向けられているのかといえばそうではなく、実は母親を振りきって学園都市にやってきた自分自身に向けられていたのだという事なんでしょうね。
 一方の美琴も努力しないで今のレベルに到達したのではなく、「高いハードルを超える事が好き」で気が付いたらレベル5になっていたと語られておりましたが、この辺のフォローと申しましょうか、必要にして十分な説明ありがとう(笑) 本当に本作は「痒いところに手が届く」隙の無い構成でございます。
 で、案外早い段階で黒幕が登場いたしましたが、え〜と、本作はワンクールで終了なのでしょうか? それとも木山さんの後ろに誰か居るんでしょうか? はたまたインデックスたんがウォーミングアップを始めたのでしょうか(笑) まだまだ彼女たちの活躍や悩みや喜びを観ていたいのですが・・・。