こばと。第八話『・・・こねこの子守歌。』

 捨てられた子猫を拾った小鳩の奮闘記。
 絵に描いた(実際絵なんですけどね)ような「ダンボールに入った捨てねこ」って見たことがありません(田舎だから?)。幸運なんでしょうね。実際それを目の前にしたらどうしたらいいのかと考えますと、小鳩のようにネコを抱えて走り回る事ができるのかどうか、でもあの可愛い毛むくじゃらな生き物に触れてしまったら・・・結論はでません。
 大人になりますと結果を最初に考えてしまう癖が身についてしまい、小鳩のように「考えるよりも体を動かす」という当たり前のことができなくなってしまうんだよなー、ふ〜。
 ネコアレルギーやその他の現実の前に(直接的に)打ちひしがれていたのは小鳩と千帆・千世でしたが、ネコ(作中はペット全般でしたが)を飼えないルールを作らざるをえなかった千歳、預かっている園児のために遠ざけなければならなかった清花とアレルギーを持ってしまっている園児、口では厳しいこと(ただし正論)を言う藤本と相変わらず世話を焼いてしまう堂元。
 皆自分たちは子猫を引き取れないことで己の無力さに「傷ついた」と思うのでございます。だからこそ一生懸命子猫の家を探したのだと。そこでネコが一話で登場したおばあさんの家に引き取られることを彼らが知ったとき、彼らの心も癒されたと解釈し「ビン」の中の「こんぺいとう」ももう少し増えていてもよかったかな?と思いながら視聴しました。
 ・・・と書きながらもう一回視聴しておりましたら、今回の「こんぺいとう」はあの歌の効果だったのか(笑) ちゃんと観ろよー>俺
 それにしてもあの歌は後半難しい歌に聴こえますが、心なしか前回より上手くなったような気がいたしました。でも花澤さんはもう少しボイストレーニングした方が良いと思います(笑)