鋼の錬金術師 第34話『氷の女王』

 ・・・不安です。どうしようもなく不安です。この作品が本当に1年間というスケジュールで終了するのか実に不安です。原作もまだ完結してないんですよね?
 34話でようやく6人目のホムンクルス「スロース」が登場いたしましたが、7人目は何処でしょうか(笑) このテンポですと最終盤は怒涛の展開になりそうですが、無理しないで「最終シリーズ」ですとか「完結編」として放送延長して欲しいのですが、民放だとこの辺の融通が利かないのでしょうねぇ。
 さて、そうした舞台裏に対しての心配はともかく、生身の人間でありながらホムンクルスとも対等に戦えそうなオリヴィェ姐さんに惚れ惚れしながら視聴。キャラ的には「イズミ」と被っているようにも見えますが、野心を持った生臭さが彼女に生気を与え、実に魅力的でございます。
 この作品はあくまで「エルリック兄弟」が主人公ですが、周りに配置された人物が魅力的でございます。ひとりひとりで外伝を作れそうな雰囲気でございますが、そうした人物が配置されているからこそ物語に深みが増すのでしょう。
 今回はそのオリヴィェ姐さん(「姐さん」の方が「姉さん」より相応しいと思えますのでこう表記しております。決して誤入力ではありません)の性格や立場の説明回。そして唐突に登場した「スロース」との対決は次回ということで。・・・テンポは良いのですがこのペース配分は不安です。