そらのおとしもの 第2話『天翔ける虹色下着(ロマン)』

ああっ!私の青春の愛唱歌が(笑)
 本編を観ている間は先週と同じ感想で、「思春期の男子特有の妄想を明るく馬鹿馬鹿しく描いて見せるコメディだなぁ」というものでございましたが、EDで全く違った方向へ暴走したみたいです(笑)
 本編だけですと色々些細な辻褄が合わないように見えた部分がございまして、智樹が「そはらのパンツは幼いなぁ」と感じたことによってカードの魔力(?)が発動してパンツが飛び立つのは良いとして(オイッ)、全てのパンツが駄目だった理由の説明もありませんでしたし、カードの効力が切れた後もパンツが元に戻る事がなかった説明もありませんでしたし(イカロスがパンツに何事か話しかけていた描写はありましたが)、オチの「ああ、だから俺は犬が苦手だったのか」という智樹の台詞がパンツの飛翔と直接繋がっているとも思えなかったり、とかね。
 しかしこの作品に「辻褄」などといった単語が必要なのかと自問いたしますと・・・、ノリと勢いだけあれば問題はないのかもしれませんね。うん、納得したよ、無理矢理だけど(笑)
 だってね、このEDですもの。実はこのEDは「YouTube」で拝見しておりまして本編とどういった繋がりがあるのか楽しみにしておりました。原作の漫画も読んだのですがこの描写は小さなコマひとつで処理されておりましたから、原作者の意思でないようですしこれは明らかにスタッフの暴走ですね。
 こうしたものを眉を顰めてしたり顔をすることもできるでしょうし、若い人に阿って絶賛する事も可能なんでしょうが・・・。馬鹿馬鹿しいことは全力でしてこそ評価されると思いますし、毎度書いてきたことですが笑いは「狂気」と紙一重でございますからここまでやったスタッフには拍手を贈りたいと思います。
 もちろんただパンツを飛ばしたのではなく、その奥にスタッフの見えざる意志があるのかもしれませんが、私には全然分かりませんでした(笑) まあ、頭を使って見るアニメではなく何かを感じるアニメだと言うことかも知れません。来週も楽しみでございます。