夏のあらし!〜春夏冬中〜第6話『ギザギザハートの子守唄』

 正しい「さしすせそ」は「さとう(砂糖)・しお(塩)・す(酢)・せうゆ(醤油)・みそ(味噌)」であって、決して「サルサソース・しょっつる・すっぽんエキス・背脂・ソーセージ」でも「さきいか・しおから・するめ・せんべい・ソーセージ」ではありません。
 今回は夏の定番「冷やし中華」を巡る冒険(笑) ただ脚本に大穴が開いておりまして、あらしが昔食した「幻の冷やし中華」の味を知りたければ、あらしがそれを食べている最中へ誰かがタイムトリップすれば良いだけのことでございます。
 この流れでお話を作るのでしたら(時間を)飛び越えた先でドタバタを繰り広げるほうが順当だと思いますし、たった一つ、その「穴」を何かで塞いでいただけたのならこれで問題はなかったと思いますと少しばかり残念でございました。
 で、肝心のお話なのですが・・・。う〜ん、前シリーズでは物語の背景にあった「幽霊」としての哀しみが(現時点では)排除されてしまっていることで、作品自体がナンセンスコメディの類になってしまっているように見えます。このままの路線で今シリーズを押し通すのでしたら・・・。
 しかしシャフトですし、新房監督ですし。悪い女に引っかかったような気分でございます(笑)