けんぷファー #03『Lilie 〜秘密の花園〜』

 先週は「方向性が全く見えません!」と書きましたが、実をいえば見えていたけど見ない振りをしていただけかも。
 何故沙倉楓が配る臓物アニマルは喋りだすのか? そもそも臓物アニマルとは何か? そしてモデレーターとは何か? 何故けんぷファーたちは戦うのか? といった様々な謎は放置したままナツルの女子高生ライフがメインのお話でした。
 三話終了時点でそれらの謎の回答がひとつも明確になっていないところをみますと、どーでもいいことなのかもしれませんね(笑) 男のナツルが女に変わって女子高に入り、男×女という当たり前のコメディを女×女に見立てて変態チックに仕立てるための方便にけんぷファーという設定を用いたのかもしれません。
 う〜ん、絵柄は好みですし作画も平均点をクリアしているように見えますし、勘違い妄想エロや声優ネタも楽しいのですが、それもこれも本筋がしっかりしてこその楽しさかと。ただその「本筋」はまだ姿を見せてくれませんから視聴を継続するかどうかはもう少し様子をみてから・・・、はっ! こうやって最終回まで引っ張るつもりなのか!