とある科学の超電磁砲<レールガン>第4話『都市伝説』

「ツン・・・ツン・・・ツンダラ?」
 今後色々と御坂とかかわりを持つ(だろう)木山晴生さんを登場させ、上条ちゃんと御坂の触れ合い(?)を描いたお話。原作を読んでおりませんと一々新鮮で楽しいです(笑)
 本編であれほど文句を書いた上条ちゃんの長台詞もこちらでは抑え気味で、むしろここでは機関銃のように隙間ない長台詞で笑いを取るところだろうと変節してしまいましたよ。
 そんな中、今回は少ししか出番のなかった黒子さんでしたが、その異常性で存在感を出してくれておりました、GJ!(笑) 特に妄想からテーブルに頭を打ち付け、初春に変顔で迫るコンボは黒子だからこそ受け入れられるシーンでした。やはり彼女の存在はこの作品の肝だなぁという思いを強くいたしました。
 ところで、未だによく分かっていないのですが、上条ちゃんのイマジンブレイカーって右手だけという認識で宜しいのですよね? となると、あの時御坂が掴んだ手が左手だったら歴史が変わっていたのですね(笑) そしてフェミニスト「俺は女は殴らない」トーマはわざと負けて場を収めようといたしましたが、当たり前の話なんでしょうが、彼の行動がいつも裏目に出る「不幸」さも踏襲されていて好感。
 二度目の作品は幸運である、と思います。一度目の作品は何もないところに道を作る苦労があるわけで、「インデックス」の時は上でも書いた通り「上条ちゃんのモノローグの多さ」に辟易とした部分がございましたが、あれは新しい道を作るための必要なものだったと今はそう思えます。・・・それでももう少し何とかなったかな?とは今でも考えますが(笑)
 しかし「レールガン」においてはあえて説明する必要のある部分は少ないですし、今回の御坂とトーマの場面は「インデックス」を観ていた人の多くがニヤニヤしていたでしょうし、あそこに何の説明も必要なかったのも「インデックス」のおかげかと。
 本作がとても観易く作られているのも、作者は何作か書いてリズムを掴み、スタッフは前作の経験を積んだ結果だと思うのですが、どうでしょう(笑) その意味では「インデックス」に足を向けて寝られないのは私も同じですね。ああっ、あの腹ペコ修道女に会いたくなりましたよ、原作本買ってこようかな(笑)