こばと。第二話『・・・コンペイトウの輝き。』

 「傷ついた心」探しに出かける小鳩だったが、この世界の常識を持ち合わせていないため悪戦苦闘。そんな時見知った顔を見つけた小鳩は彼の後を追って「よもぎ保育園」へ辿り着いた。そこで小鳩は初めての「傷ついた心」を手に入れるのだった、というお話でした。
 今回花澤さんの歌はありませんでした、残念(笑) 決して上手とは思いませんが(失礼!)小鳩の素朴にみえるキャラと合った雰囲気のある歌声でしたから楽しみだったのですが(そして歌う機会はあったにもかかわらず)、毎回同じ演出はしませんということなのかもしれませんね。
 「よもぎ保育園」で知り合った「としひこ」の「傷ついた心」を回収した小鳩。女手ひとつで自分を育ててくれている母親を見る世間の冷たい目に反論したくてもできないもどかしさ、その気持ちを誰にも分かってもらえない孤独な心、ありきたりですが最初としてはこれで十分。これ以上重たい心は後にしましょう(笑)
 「一生懸命ですごいお母さん、素敵です」と言いながら拍手する小鳩には凄い馬鹿にされたような気持ちになってしまったのは、薄汚れてしまって素直な気持ちをなくしてしまったからか(笑) ただ、この小鳩のリアクションが天然であるからというこれまで(まだ二話の段階ですが)の描写があるから納得はできますし、無垢な反応として好感も持てる・・・、多分。
 それにいたしましても、おっさんがこのピュアな物語に立ち向かうには毎回心を綺麗にしておく必要があるようです。手強いな・・・。