青い花 第6話『嵐が丘(後編)』

 演劇祭開演。恭己のヒースクリフは観客から盛大な拍手を受け幕を閉じた。控え室に戻った部員たちのところへ顧問の各務がやってきて一同を順に労う。恭己は各務に褒められたとき涙を零してしまい、それをふみに見られてしまい・・・というお話でした。
 女の子同士の恋愛がテーマなのでしょうからある意味当然なのでしょうが、本作は男性が登場しませんね。今回は恭己の「想い人」であった(本当に過去形なのかは不明です)各務先生が出ておりましたが、あとは京子の許婚の「澤乃井」と、完全にオミソなあきらの兄くらいですから本当に少ないです。
 たとえば「トーマの心臓」のように寄宿舎といった完全に外界と遮断された空間であればそれも当然のように思えるのですが、現代日本の女子高校生ですから男性との接点はあっても不思議ではございません(3話であきらは京子の許婚たちと合コンをしておりましたので接点はあるのです)。
 けれどもそれ以外、外部の男性との接点は意識的に描かれておりません。これが作品をコンパクトにするため(この流れで男との恋愛模様まで描くとなると、1クールの作品として収拾がつかなくなる恐れがある、とか)に描かないというのでしたらそれもひとつの見識なのでしょうが、本作の場合別の思惑があるような気がしてなりません。
 で、それは何かと考えたのですが・・・最近忙しくて(笑) 帰宅した頃には頭がヘロヘロな状態でございまして思考能力の低下が本当に酷いのですよ。難しい事を考えようといたしますと「フリーズ」してしまいます。最終回までにはその正体を見つけたいものでございます。