グイン・サーガ 第22話『復讐の女神』

 アルド・ナリスが生きている事を知ったアムネリスは、彼の罠に嵌った事を悟り復讐のためパロへ進軍を開始するのだった、というお話。
 そうか、このモンゴールとパロの戦いと、グインの放浪が上手くリンクしていない事が、観ていて今ひとつ乗り切れない原因だったんだ!・・・と今更ながらに思い至る(笑) 遅いよ>俺
 今回のナリスとアムネリスの因縁話や、両軍の思惑が交錯するところなどは楽しく視聴させていただきました。と同時に冒頭のグインのパートは必要なかったように観えてしまう不幸さも感じてしまいました。主人公なのに、ね。
 その辺の総括のようなものは最終回後に書くといたしまして・・・。アムネリスが哀れすぎて泣いた(笑) 話の流れでいえばモンゴールは侵略した側ですから最終的に滅んでも仕方がないのかもしれませんし、アムネリスは強大な国家の中でその地位に甘えた王女さまでしかないのかもしれませんが、再登場して軽くあしらわれてしまうのでは「ザコキャラ」扱いでしょう。
 まあ人の話は聞かない、肝心な「人」も周りにはいない、そして戦略とまでは申しませんが戦術すらも考える事ができないと描かれておりますからそれも仕方がないのかもしれませんね。「雌鶏が鳴いて国が滅ぶ」とはこの人のことか。
 心情的にはナリスの胸に剣を突き立たせてあげたいのですが(笑)、どうなることでしょう。そしてグインは主人公として最終回を迎える事ができるのでしょうか? 心配でございます。