化物語 第六話『するがモンキー 其ノ壹』

 神原駿河にまつわる新章突入。「ひたぎクラブ」のクラブは蟹のクラブ(crab)と倶楽部(club)、「まよいマイマイ」のマイマイはかたつむりと毎々(「いつも」を指す)、さらに語感のよさなどをかけたタイトルと思いますが、この「するがモンキー」のモンキーが何に係っているのか今のところは不明。・・・単に作者の言葉遊びなのでしょうが。
 冒頭は阿良々木が下校するという日常から始まって、すぐに前章のヒロイン(?)八九寺真宵が登場して非日常へ突入。そこへ本章のヒロイン・神原駿河が現れて日常へ戻り(この段階ではそう見えました)、以後ひたぎとのラブラブ(死語か?)な描写と羽川との会話となどずーと日常・・・と思っていたら突然の非現実の出現という構成。
 でも思い返してみますと八九寺が登場したところからず〜と違う世界へ入り込んでいたのかもしれません。現実と非現実の境界の曖昧さが面白いです。
 本編。全体の半分以上が暦とひたぎの恋愛についての虚々実々な駆け引き。これくらい本音剥き出しでお互いの気持ちをぶつけ合えれば・・・世の恋人たちの大半は別れる事になるでしょう(笑) でもこの爽快さ何でしょうか。
 そして衝撃のラストシーン。死ぬって、普通の人間は(笑) 次週も楽しみ。