懺・さよなら絶望先生 第五話『過多たたき』他2編

 もうネタについて考えるのは止めようと(笑)
 「ひとつひとつのネタを考察してみる」なんてやっていたら身が持ちませんし、危険なネタを扱うけれど踏み込んでしまうと火傷必至ですから大体作者さんもそれを望んでいるとも思えない。それこそCパートの「ライ麦畑で見逃して」ではありませんが、「スルー」してくれというのが本音ではないかと(笑)
 画面や誌面のこちら側で勝手な感想を持って笑っている分には楽しいのですが、作者さんの心情を考えますと漫画家さんも大変でございますとしか書けません。
 ギャグ漫画って「狂気」や社会に対して挑発する部分を含んでおりますから楽しかったりするのですが、これは(視聴者や読者が)自分は安全な場所にいるという錯覚があって、簡単に書けば「他人事」なのでしょうが、当事者で無いから笑っていられる、と。
 もっともこれは勘違いでしかなくて、笑われているものと笑っているものの地面は同じなんだぜ! と本作は語っていたりするのですが、久米田先生はそこはオブラートに包んでおりますから私も笑っていられるのですが。
 ギャグ漫画の究極の姿としては、観たり読んだりしている側が激怒するほど痛い所を刺激するものなのかと存じますが、それをしてしまいますと久米田先生の作家生命も(笑) 今や危険な領域に踏み込める数少ない漫画家さんですので自重して長生きしていただきたいと願っております。
 絵描き歌。今週は斉藤千和さんと矢島晶子さん。絵自体もさることながら「千和さんの歌聴かせろよ〜」などと思っておりましたが、録画したものを編集しておりましたら聴こえた(大笑) 芸が細かいというかなんというか・・・分かり辛いよ!