プリンセスラバー! 第五話『夕日と観覧車』

 今週はシャルロットのターン。「ローマの休日」ならぬ「大阪の休日」のお話でした。
 「哲平が生きている限り、哲平が大好きな人に抱いた気持ちは過去のものにはならないわ」
 この手の作品が、作品として視聴者に訴求力を維持しようとするならば「テレることなく王道を行く」ことが必須だと考えますが、どうでしょう。恥ずかしい台詞禁止! と視聴者に叫ばせるくらいで丁度良いのです(笑)
 シャルロットの行動で自分自身の心に気付く他のキャラたちの変化が良いですね。先週も書いたような気もしますが、あまりドロドロしていないところが特に。生臭くなるとおっさん拒否反応が出ますからねぇ(笑)
 原作ゲームのことは全く知らないのですが、エロゲらしいです(笑) エロゲかぁ・・・。ま、色々あって誰かを選択するのでしょうが、本作の場合登場するキャラが全員魅力的ですので、誰か一人を選択してしまいますと、他の娘が不憫に感じられるような気がいたしまして。
 「誰も選択しない」という終わり方もアリでしょうし、誰かを選んだのなら視聴者を納得させられるだけの説得力を持った終わり方が出来るかどうかが、この作品の最終的な評価になることでしょう。スタッフの力量がどれくらいのものか、今から楽しみ。
 さすがにここら辺まで来ますと作画が不安定になってまいりました。現状は「落ちそうで落ちない綱渡り」といったところでしょうか。ですが「綺麗どころ」を綺麗に描くといった最終防衛ラインは死守しているようですから「頑張ってください」とだけ書いておきます。