うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜♯005『光を覆う心』

 日食の日。蝕の影響でウリンに暴言を吐いてしまうマリン。離れて行く「心」・・・というお話でした。あー、辛い展開になってきましたよ(笑) 一番苦手な展開でございます。
 「邪悪オーラ」を吐き出している(笑) 夏音よりも「ピュアな心」のマリンやウリンの方が「邪悪なもの」に対して抵抗力が弱かった、ということなのでしょう。
 マリンとウリンの強固に見えた関係が、夏音という他者が間に入る事と、セドナという(倒す)目的の前で脆くも崩れて行く描写がジワジワときます。本当に「魔」がさしただけなのに・・・。最終的に「ハッピーエンド」になるとは思うのですが、このスタッフですと油断は出来ませんし、それでなくともこの過程は辛い。
 人の心の弱さを描き、だからこそ人と人との繋がりの美しさを浮き上がらせたいのかなぁと考えてみたり。なまじ可愛い絵柄と美しい背景だけに人の持つ醜さが強調されているしなぁ・・・。当分の間は本作を視聴してから「プリンセスラバー!」を観て精神の均衡を図ることにいたしましょう(笑)