シャングリ・ラ 第十六話『狂乱樹獄』

 ミーコが水蛭子の新しい依代にされたり、それを知らない美邦がミーコ奪還のため挙兵したり、森からの攻撃は遺伝子改造された植物「ダイダロス」からだと判明したり、それを駆除しようと森に入った國子たちがダイダロスから撃退されたり、涼子に囚われそうになった水蛭子と美邦を小夜子が連れ去ったりと、盛り沢山な内容でございました。
 一方で、もうひとりのヒロイン香凛は今回出番はございませんでしたし、ヒーローであろう「ディグマ・ナンバー3」の草薙国仁も近況報告で済ませるという扱いの軽さでした。・・・バランス悪いですよね? 
 なんでしょうね、エピソード単体ではそんなに悪いとも思いませんし、特に今回のお話は統一感もありましたので楽しかったのですが、二人のヒロインの間を物語が行き来しているうちに全体像が曖昧に・・・、いけないいけない、又同じ事を書いているぞ(笑)
 気がついていても知らない振りをしていたのですが、今回のお話で「霊的」なんて台詞がでてきますとそうもいってられませんね。「ディストピア」ものに「自然」を絡め、さらに経済的要素を加味して物語を作っていたと認識していたのですが、そこに「オカルト」を加えたらダメなんじゃ(笑)
 残り8話なのですが、視界不良でございます。