青い花 第1話『花物語』

 BSフジで視聴。志村貴子さんの漫画は「敷居の住人」と「ラヴ・バズ」くらいしか読んでいませんが、独特な「間」が印象的な(いや、他にもあるんですけどね)方という認識。監督はカサヰケンイチさんですから安心して観ていられるだろうと確信。
 …確信は不安へと変わった(笑) あー、こういうお話ですか、う〜ん。
 このお話がどこまで踏み込むのか現時点では分かりませんが、「性を超越した人間同士の愛」までやろうとしているのでしたら継続視聴もやぶさかではありません。志村さんの原作ですからそこまで行くだろうと期待して、当分の間はつき合わさせていただきます。
 10年ぶりに再会した「あきら」と「ふみ」、それぞれの学校生活の中外での友人関係を「少女」の視点で丁寧に描かれておりました。いや、丁寧というか「微に入り細に入り」といったところでしょうか。正直「男」で「おじさん」の私が、あの世界をどこまで理解できるのかは不明です。
 それが「少女特有」のものであれば理解できるとは思えないのですが、絶対化・普遍化されているとしたら…可能性が全く無いとも限りません、自信はありませんが(笑)
 パステル調の美しい色彩や、志村さんのタッチが生かされた作画も好感が持てましたので、それを眺めているだけでも価値はあるかと存じます。