シャングリ・ラ 第十話『言霊之剣』

 國子覚醒す(?)の巻。
 物語は相変わらず視点の移動が激しくて中々一本にまとまってくれません。今は散々なパーツが怒涛の展開でひとつに繋がって、それをもって開放へと昇華してくださるのでしょうが、そこまで辛抱しなければならないといたしますと・・・辛いなぁ(笑)
 十話かけて國子がようやく始動するようですが、ここまでで「國子が立ち上がった理由」「國子が立ち上がらなかった理由」「國子が立ち上がらなければならない理由」というものがほとんど描かれていなかったことに驚きを覚えます。
 最近は「もしかすると國子は主人公なんかじゃないのかもしれない」と考えるようになりました。小説でしたらこの展開も構いません。面白ければ一晩で一段組み1000ページくらいなら読む自信がありますから、どんなに「モタモタ」した展開でありましても最後まで読んでしまえば問題はありませんからね。
 でも週一のテレビアニメでこの展開は正直辛い・・・あれ?前も同じ事を書いたような記憶が(笑) とにかく、登場人物にそれ相応の「動機」や「理由」というものが描かれておりませんと「何を頼りに物語りに入り込んだらいいのか」言いようの無い不安に包まれて視聴することになってしまいます。
 すこ〜しだけ、物語が動き出しましたので「その先」に救いがあることを期待して次週を待つことにいたします。

 ところで本日帰宅したところ、家人が辛抱できなかったようで液晶テレビとHDDレコーダーを購入しておりました(笑) 私にチャンネルの選択権は全く無いらしいのですが、BS11で「シャングリ・ラ」をお情けで少しだけ観せていただきました。・・・やはりアニメは大画面で視聴するにかぎりますね。あれを観てしまいますとネットの動画は同じ作品とは思えません。いいなぁ・・・、私も買おうかなぁ(笑)