真マジンガー衝撃!Z編 第9話『発動!日本侵略作戦!』

 甲児が光子力研究所のお世話になる諸々の描写は全てカットして第二章突入。オリジナルのように長々と放送できる時代でしたら、この辺のエピソードで1ヶ月くらい消費できるのでしょうが、そんな時代ではありませんから仕方ありません。
 でも本当はそうしたところで甲児の心の動きを描くことができ、それが作品に「深み」を与えるのですから必要な時間なんですがね。「観ている奴は皆知っているだろ!」という姿勢は典型的な「一見様お断り」アニメですし、こうした製作姿勢は「セールス」の新規開拓という視点からは問題大有りだと思うのですがねぇ。
 今回のエピソードを観ておりますと「もうマジンガーは必要ないのでは?」と考えてしまいます。それくらい「人間(と書いていいものやら)」側のキャラが立ち過ぎておりまして、それはどう判断してよいのやら。まあ、いつもの「今川監督だから」で納得はできるのですが、納得したくないところもある訳でして・・・。
 当分は少し遠くから眺めてまいりたいと思います。多分無理でしょうが(笑)