クイーンズブレイド流浪の戦士 第7話『降臨〜光明の天使』

 失敗続きでいい加減な仕事ばかりしている「光明の天使ナナエル」へお灸をすえるため、天使長は「沼地の魔女」の動向を探ってくるよう命じるのだった、というお話。「メナス」「アイリ」「メローナ」は魔女の配下ということで揃ってご出演でした。
 ナナエルの背中の右の翼が短い説明があるのかと思っておりましたがそれには触れず、しかしそのことにコンプレックスを抱いているような流れになったので深刻な心の傷でもあるのかと思いきや、あっさりと冗談で収めてしまいました。
 もう一段の踏み込みがあればとも考えましたが、そこまで掘り下げる気はないのかもしれません。ナナエルの同僚がハチエルだった時点でその気はない!と宣言しているようなものですし・・・。でも「レイナ」や「トモエ」の扱いを思い出しますと、「ナナエル」にも何かしらの背景を用意されているような気が、今の時点でもしているのでございます。
 さて、綺麗な裸を描きたい!という欲望の元制作されているように見えます本作でございますから、今回のように特殊効果だらけ(「Gyao」ではそうでした)ですと魅力は半減、いえ全滅なのですが、それでも体のラインを観る事ができますからそこで判断したのですが、初回の頃のような艶(なまめ)かしい線が失われていたのが残念でございました。ソレが綺麗に描けないといたしますと、本作の魅力も大幅に下がってしまいますので頑張っていただきたいものでございます。
 予想外のナナエルの強さと、天使長から下された次の仕事(と「枷」としての「聖乳」)など、作品としては楽しいのですが、そうなりますと本作の命脈はいよいよ「作画」に全てが懸かってきたと申せるかと存じます。