シャングリ・ラ 第七話『悲想恩讐』

 先週までの「何か面白いことが起ころうとしている」といった期待が急速に萎んでしまったエピソードでございました。見終えた直後の正直な感想は「何がしたいのかよく分からなくなってしまった」というものでございます。
 何故「鳴瀬涼子」が國子にあれほどこだわっているのか、二人が出逢う必然ですとか整合性など、ここが理解出来なかったことが私の敗因でございます。「唐突」という言葉が視聴中頭の中をグルグルと(笑) 後になって効いてくるエピソードなのかもしれませんが、週一の形態でこの構成はどんなものでしょう。
 涼子が國子にこだわる理由は先週分やその前に提示されていたのかもしれませんが、「一時ファイル」の容量が少ない私などは先週のお話を忘れた状態で今週分を視聴しておりますので正直辛いです(笑) その辺の描写をもう少し記憶に残るように描いていただければ宜しいのですが、平坦な演出ですから記憶に残らない・・・、いや、私の場合のお話なのですけれども。
 登場するキャラクター同士のつながりも曖昧なまま進行しておりますし、それでいて各エピソードの「熱」も低いままですと、印象は物凄く薄くなってしまうのも私のせいばかりではないと責任転嫁してしまいそうです。
 國子がアトラス公社に捕まった時「山崎友香」の取った行動にも疑問がございまして、それについての答えは作中で明らかになっておりましたが、しかし彼女の存在が國子の足手まといであることには変わりがない訳でございまして、何故一緒に更正施設へつれて行くような真似を! ・・・ここまで書いて気がつきました。もしかして「フラグ」なのかもしれません。自重いたします。