獣の奏者エリン 第11話『とびらの中に』

「開けてはならぬ」は好奇心の扉を開く魔法の言葉
 うん、簡素化ならこれで十分(笑) ジョウンはただの「蜂飼い」ではなく、どこかの偉い学者さまのようでございます。エリンの好奇心の芽を育てたのがソヨンだとすると、ジョウンの役回りはその好奇心の枝を適切に剪定し水をやり肥料を与えるする庭師のようなものかもしれません。子供を成長させるには「大人」が優しく見守ってあげなければいけません、という教育テレビに相応しい内容でした。
 11回も観てまいりますと、当初感じたキャラクターデザインに対する違和感のようなものも払拭されました。思いますに、私が最近のアニメのデザインに毒されていただけのようです。このキャラデでも十分楽しさが伝わっておりました。特に今回は「おばけ、見てみたい!」と目を輝かせる場面が実に可愛らしい描写で、頬が緩みました(笑) 子供はこうでないと、ね。
 外の世界はなにやらきな臭い雰囲気がみられましたが、エリンの周りは当分平穏な時間が流れて行きそうです。…ずっとこうだと嬉しいのですが、ジョウンの過去はある意味「フラグ」なのでしょう。この楽しい日常が崩れる時との落差を考えますと今から辛いです。先走り過ぎですね(笑)