地獄少女三鼎 第二十話『地獄博士対地獄少女』

 ずっと「柴田つぐみ」が誰なのか不思議に思っていたのですが、公式ページを漁っておりましたら「第一期」の主役(?)だったのですね。立場的には現在の「ゆずき」と似たような位置だったのでしょうかしらと推測いたしました。…視聴してないのであくまでも推測なのですが(笑) 他のアニメの公式ページも拝見しておりますが、この作品のサイトの充実度は中々のものでございます。やはり長いシリーズですと一見の客にはこうしたサービスは嬉しいものでございます。
 今回は「溝呂木」という科学者の希望は「地獄」の存在をしることだった。「柴田つぐみ」を餌に「あい」たちを誘い込んだ溝呂木は藁人形の糸を引こうとしたのだが…というお話でした。
 今まで散々「理不尽だ!(笑)」などと書いてまいりましたが、地獄とは「倫理や道徳という人間社会の都合で出来たものとは隔絶した究極の理不尽」だという溝呂木の台詞に反省させられました。確かに自分の物差しでは「理不尽」に感じられるようなことでも他者においては違う価値観があるのでしょうし、ましてや「地獄」という存在は矮小な人間(私のことです)の考えなど及ばない存在なんですよ、というスタッフの説教が聞こえてまいりました(笑)
 されるがままの「つぐみ」の態度も「罪のない人間などいない」といった諦念から来ているのでしょうが、これも一期を観ていませんと十分に意味が伝わってまいりません、困りました(笑) そして「地獄少女」になるという本当の意味はなんなのか? 残り6話で全てが明らかになるのか、それとも四期に持ち越しなのでしょうか? 気になって寝られません(大嘘)