鉄のラインバレル ♯19『届く陽、暴かれる陰』

 先週不満を書いた途端、今週は「熱い」展開でございました。どうも歳を取ると堪え性がなくなっていけませんね。スタッフが色々考えて構成をしているのですから「待つ」ということも大事でございます。「闘争」「和解」「共同戦線を張る」といった王道展開は大変楽しゅうございました。
 マキナを放り出しての拳で殴り合いは一見致しますと「馬鹿じゃないの?」と思えるのですが、ここを冷静に観ている様ではこの作品に付き合う資格がございません!(笑) ので共に熱くなることが重要です。…ただ基本設定を見直しますと彼らは「中学生」ですので、もう少し「馬鹿」な言い争いの方が親近感が持てたかもしれません。そう感じられるほど浩一くんの成長が感じられた場面でございました。
 矢島くんの行動はコンプレックス(とまで書いていいものかどうかは不明ですが)と申しますか「告白して振られるのが怖いから」という中学生にはありがちな実に切実(笑) なところから来ておりましたのは共感いたしましたよ、おじさんも。歳を取った今だから書けることですが、正しく振られることは成長に必要な糧でございます(笑) 諸々あった「浩一・矢島・理沙子」関係のお話は今回で一応の幕でしょうか。
 そしていよいよ加藤機関との最終的な闘争が開始されそうです。ラストカットでモニタに表示された「Go ahead if you dare, The hero of justice will prevail in the end!」*1の意味するところが何処にあるのかが今後の焦点かもしれません。

*1:久しぶりに辞書を開いて直訳してみました(笑)「前に進む勇気があるなら、正義の味方が最後に勝つ!」まあ、意味としてはだいたいあってるのではないかと思います