ドルアーガの塔 the Sword of URUK 第4話『幻影の中へ』

 もう「天空の宮」です。前シリーズであれだけ苦労して(アーメイという尊い犠牲を出しながら)倒した「ドルアーガ」も今回は通過点に過ぎません(笑) そして物語は「幻の塔」登頂でございます。
 テンポよく進む物語にはストレスも感じず好感度が上昇いたします。それでいて前シリーズからの謎のいくつかをこの段階で披露してきました。カーヤはギルガメスとカイの娘で、その目的はドルアーガの呪いで死ねない体になった父が圧政者に変わってしまう前に「殺し」すため「幻の塔」にいるもう一人のギルガメス王の元に行く事。そしてそこからは帰る事が叶わないから「ジル」を連れていかなかった、と。
 「アミナ」は象徴としての「王」が必要だからウラーゴンたちを差し向け、「グレミカ」はスーマールの復興のために塔に登り、「ヘナロ」は巻き込まれ状況に流されている(笑) ほぼすべてのカードをオープンしているようですが、「ニーバ」の目的だけが未だ不明なのは核心だからなのでしょうか、楽しみでございます。
 今回の唯一の不満は「カイ」の告白で、幻の塔へ登れば帰ってこれなくなることを告げる「ジル」に「行くしかないだろ」という「ウトゥ」をもう少し格好よく描いていただきたかったところでしょうか。あそこは見せ場ですから過剰な演出しても構わないところですよね? いやウトゥにはもう少し先に真の見せ場が用意してあるということなのかもしれませんが。…死亡フラグじゃないですよね?
 相変わらず作画を始めとする「絵」の部分では不満がまったくございませんし、普通に作れば暗くなりそうなお話を所々に「笑い」の要素を織り込んでなんとか楽しい「冒険譚」に踏ん張っているスタッフのお仕事には拍手を送りたいと思います。こんなにいい物を見せてくださるゴンゾさまには神の祝福を! と願わずにはいられません。
 それはさておき、本日気が付いたのですがOPに「アーメイ」が出演しているのは今後の登場があると理解してもよろしいのでしょうか。そうだと嬉しいのですが…。