キャシャーンSins 第16話『信じる力のために』

 リンゴとオージのつながりが明かされたお話、ではなくて「ディオ」と「バルカン」「マルス」の対決を軸に闘いの意味を知る者、運命を背負った者の強さや、これまで傍観者だった「ブライキングボス」が本格始動(?)したお話だったのですが、リンゴの出生のエピソードが一番印象に残りました。
 この作品でのロボットの定義はどこらへんにあるのか分からないのですが、少なくともリンゴは成長しているわけで、そうしますとこの世界のロボットは「滅び」が来なくてもいずれ「死」を迎えるのだろうかと考えましたが、今までのお話ではロボットの命は「永遠」だった説明もありましたので「リンゴ」だけが特別なのかもしれません。前回のリンゴの流した「血」の件もございますし…。
 しかしそのリンゴにも「滅び」は迫っているわけでございますから、決して特別だということもないのかもしれませんし…。やはりこの作品の中心は「リンゴ」ということなのかもしれません。その存在の意味するところはルナの出現とともに明らかになるような気がしてまいりました。