地獄少女三鼎 第十五話『兎と亀』

 怨みの標的が違うのではと、いつものように考えてしまいます。が、常日頃「うさぎ(CV釘宮理恵)」を見下している人たちについてはうさぎ本人も諦めているようでしたし、本当に絶望するのは当人にとって一番信頼している人間から受けた傷ということなのでしょう。
 橋の上からお互いの藁人形を川に流した場面で終わっていれば「心温まる」兄妹愛のお話だったのですが、お兄ちゃんの「お前にも」という不用意(それ故本音なのですが)な発言に彼女の心は限界を超えてしまったようです。
 いつものことながら今回は特に誰が悪いと言うわけでもなかった分、この悲しい結末はいつも以上に後味の悪さが尾を引きました。お互いが(褒めることも罵ることも)遠慮なく言い合える関係が大事なのだと思いましたよ(笑)
 「お仕置き」はいつも以上に意味不明でした(笑) 普通に「兎と亀」のお話をモチーフにしたお仕置きでもよかったでしょうに、なぜ西部劇? 自由すぎます(大笑) そして今週も「ゆずき」と「あい」の対決は先送りでございました。