とある魔術の禁書目録 ♯13『一方通行（アクセラレータ）』

　こういった何も考えていない悪役は、主人公・当麻の引き立て役という目的がはっきりとしておりますから、見ていてストレスもたまりませんし非常に楽しいです。もちろん悪役にも悪役なりの背景があった方が作品に深みも増すとは思いますが、これ以上物語が複雑になられますと、ただでさえ少ないインデックスの出番が無くなってしまいかねませんので、これでOK
　当麻や登場する女の子に対する描き込みの量を考えますと、今回の「アクセラレータ」にしても前エピソードの「アウレオルス」にしても扱いとしては不遇で、作者の愛情は全てそちらに向いているようですので、この先の敵役も同様なんだろうと想像してしまいました(笑)
　さて、敵役の事情に頓着しないのであればここは畳み掛ける様なアクションの連続が望ましかったのでは？　と不満も募るわけでございます。今エピソードは全５回のようですが、４回にまとめられていたら「スピード感」も増したと考えますと少し残念だったかもしれません。