日本の未来

 少し古い作品でしたが、これを観ていて胸が熱くなりました。

 当方科学には興味はありますが、だからといって日常そうした情報収集を積極的にするような人間でもありませんから「はやぶさ」の事は新聞やテレビで報道された以上のことは知りませんでした。それだって「はやぶさ小惑星の塵の収集に失敗」という実に否定的な報道だけで、その後の事については報道されたのかどうかも知りませんでした。これだからこの国のマスコミは(ry
 「科学オンチ」の私でもこの国が生き残るには「技術立国」以外ないと思っておりますが、この国の政治家と官僚はそうではないらしい。確かに宇宙開発なんて「票」にはならないのかもしれませんが、しかし国の将来を考えればこれしかないのは自明の理というものでしょう。
 「宇宙開発が何の役に立つの」と生活に疲れた私のような庶民は考えたりするのですが、直ぐには役立たなくても必ず近い将来に役に立つと考え直します。技術が開発を助け、実践が新しい技術を生む。それはこれまでの歴史が証明しております。
 農業は国際市場で勝てないでしょう。主要輸出産業の自動車・家電もいつまで持つか不透明です。新しい産業、新しい技術なしにこの国が生き残る術はないと素人でも思いつくというのに、ここで(予算を)ケチってどうするのだと怒りにも似た感情がわき上がってまいりました。
 別に有人ロケットを打ち上げろとは考えてはおりませんが(でも何時の日か!とは思っております)、日本でしか出来ないことはあるはずなのですから今すぐ行動して欲しいものです。無駄な公共事業や税金をばらまくくらいなら、そちらにお金を回してくれ! とニコニコ動画を観ながら考えてしまいました。
 少なくとも「コンテンツ立国」なんて戯言は私は信じておりません。