テイルズ オブ ジ アビス♯03『神託の盾(オラクル)来襲』

 サクサク進んでおります。RPGはこうでなければいけません。中盤以降に山場が連続して来るであろうことは容易に想像できますから、今はとにかく前へ進むことが重要と考えます。その意味で本作は気持ちよいくらいのスピードで進行していると思います。
 キャラの味付けで気になったのは主人公「ルーク」がはじめての実戦でビビッてしまい役立たずだった事でございます。先週はなんの躊躇いもなく魔物をなで斬りしていたのに、今回兵士の死を目の当たりにすると途端に腰抜け状態になってしまいました。こういう味付けもあって不思議はないのですが、この世界で、しかも能天気キャラだった「ルーク」が突然そうなっても視聴者である私は戸惑うばかりでございました。
 事前に「ルークは剣が好きではない」ですとか「こんな時代だから仕方なく剣を握っている」などの描写があれば納得もいったのですが。もちろんこの「ビビリ」の描写が一過性のもので、次回からは大活躍というのでしたらこの指摘はとんだ見当違いということですので笑って頂くしかございませんのですが。
 作画は安定しておりますし内容も安心して観ていられる作品ですから、こんなどうでもいいことが気になってしまうのだと自分に言い聞かせております。