ケメコデラックス!第一話『鋼鉄の花嫁』第二話『小林家の人々』

 これ以上視聴する作品を増やすのはどうかと思うのですが(ry
 ナンセンスギャグアニメは、その作品の持つ波長と自分の波長が合うか合わないかで好き嫌いが決定いたしますから、その意味ではこの作品とは幸運な出会いをしたと思っております。やはりなんでも観ておくべきかもしれません(笑)
 小さいギャグをテンポよく繋いでスピードで誤魔化す(笑) 怒涛の展開、呆気に取られているうちに番組が終わっておりました。キャラデそのほかの配置などを見ますと、個人的には今ひとつ理解できていない流行の「萌え系」なのかもしれませんが「ケメコ」がすべてをぶち壊してくれてすんなり作品に入り込めました。
 無駄なほどよく動く、いえ、その動き自体が「笑い」に直結しておりますから決して無駄ではございません。それでいて危ない「状況の笑い」も用意されていたり、下品になりそうな部分もそこをギリギリで踏みとどまって(EDもギリギリですね)、その事自体でも笑いを取る。これはスタッフの力量のなせる業以外なにものでもございません。
 1話が水島努さん、2話が山本寛さんが脚本・絵コンテ・演出を担当でございました。多分この三つの作業をひとりで担当したからこそ「流れるような」エピソードになったのだろうと思います、大変だったでしょうねぇ・・・。大変すぎて山本さんは「角川」まで茶化す暴挙に出ておりましたが、お疲れだったんでしょうね(笑)
 それとケメコのCV斉藤千和さんの熱演も見事でございました。ひとつの番組で色々な「斉藤千和」が聴ける、大変お得な番組といえるでしょう。どうせなら「エムエム」も千和さんが演じたら、と思ったりしましたがそこまではキツイのかもしれませんね(笑) お話の筋立ては全く進んでおりませんが、このレベルでギャグを見せていただけるのでしたらそれは「どうでもいい」ことでございましょう。