地獄少女三鼎 第三話『腐った果実』

 「努力はね、才能のない人がすがる最後の希望なの」・・・うん、これは真理だと思いますし、こうした忠告をしてくれる友人は大事にしたほうが宜しいと思うのですが、少なくともあの状況で言われても火に油ではありますね。
 いじめられた方は何時までも忘れないというのが今回のテーマでございました。多分それは正しい。でもそこに引っかかってしまいますと一歩も前に進めません。ですから人は忘れっぽく出来ているのだと思うのですが、そうなるとこの作品の存在自体が無意味なのですね。
 逆恨みとまでは申しませんが、あまり説得力のない恨みの意味は奈辺にあるのか。すくなくとも対象者が殺されるほど悪いことをしているとは思えません。それでいて依頼者のペナルティーが死後の地獄行きではバランスとしてどうか? という疑問もございます。・・・あっ、だから不条理アニメなのか、納得。
 今回も「お仕置き」シーンは「変」でした(笑) ダーク一辺倒というわけでもありませんし、なかなかつかみ所の無いアニメでございます。