ブレンパワード 第6話『ダブル・リバイバル』第7話『拒否反応』

 ノヴィス・ノアにやってきたカナンだったが、まだ全面的な信頼は得られないでいた。ユウブレンに搭乗してグランチャーとの違いを実感していた時、新たなプレートが浮上したとの情報が入りヒギンズとコモドが回収に向かうがオルファン側も同じように回収に向かっていた。
 当然のように戦闘になるが、ブレンパワードに搭乗していないヒギンズたちでは相手にならずプレートはオルファン側の手に落ちてしまう。現場に急行した比瑪・ラッセ・ナンガたちの活躍で1枚のプレートを奪回。そのときプレートはリバイバルを始めるのだった。(第6話「だいたいあってる」あらすじ)

 リバイバルしたのは双子のブレンパワードだった。カナンとヒギンズがそれぞれのブレンの「親」に。その頃オルファン側でも回収作業中のプレートがリバイバルを始める。コモドはそのアンチボディを自分のものにしたくて作業艇に乗り込むが失敗、コモドは海中へ脱出。
 アンチボディはグランチャーとなってリクレイマーのエッガ・ブランカンが搭乗して、戦闘に参加する。戦闘中ナンガブレンはびびってしまいナンガを体外へ吐き出す(笑) ナンガも海中へ。
 カナンとヒギンズのブレンは「生まれたて」のため上手く戦えないが、圧倒的な凶暴さをみせるエッガのグランチャーが出現したとき双子の息の合った攻撃でこれを撃破した。エッガの短い出番はこうして終わりを迎えるのだった。
 共に海に落ちたナンガはコモドを助けていい雰囲気になるのだった(笑)(第7話「だいたいあってる」あらすじ)

 今回はオルファン(組織名の方ではなくて、海底から浮上した遺跡の方)の意味が説明されておりました。「人の命のエネルギー」を吸収して次の銀河を目指すらしいのですが、まあ、それはどうでもいいです(笑) やはりこの作品の面白さは「アンチボディ」と人とのつながりでございます。
 富野監督の自制心と申しましょうか、限界と申しましょうか、このアンチボディが言葉を喋りだせば別の意味で楽しいのにと思わずにはいられません。しかし「チャム」のようなキャラ作品にを出していた頃の監督でしたら、そんなことでも平気にやったとのではないかと妄想してしまいました。