地獄少女三鼎 第一話『奪われた少女』

 「BIGLOBE」で視聴。制作は奇しくも先週まで火曜日に視聴していた「Mission-E」と同じ「スタジオディーン」でしたが、会社の名前が同じだけで絵作りのレベルから違います。・・・当たり前ですね(笑)
 私の場合アニメの情報はネットでしか集めておりませんし、それも情報サイトで集めているわけでなくよく訪れる個人のブログ頼りという、ごく狭い範囲の「ブックマーク」頼りなのですが、そこでこの作品の噂を読んだ事はございませんでした。まあ、読んでいたとしても昨年までは「ISDN」回線でしたからブロードバンド相手のネット配信なぞ相手にならなかったわけでございまして、視聴も出来なかったと思いますが。
 ですから本シリーズで3期めとは知りませんでした。人気シリーズなのでしょうか? 全然知りませんでした(笑) 申し訳ございません>スタッフ各位
 過去に二期分、計52話のエピソードがございますから「一見様お断り」であったとしても文句は言えないのですが、そうした感じはございませんでした。もちろん各キャラクターの背景などは知りようも無いのですが、それが本作の視聴に障害になったかと言えば決してそのようなことはありませんでした。
 「絵」から送られてくる情報だけで各キャラクターの大まかな雰囲気だけは伝わってきましたし、簡単そうでいてとても難しいこの作業をした監督は誰? と確認したところ「わたなべひろし」さん。おっさんの年齢ですと「渡辺浩」表記の方がしっくりくる方でございますが、上手い監督さんになっていたので驚きました。
 キャラクターデザインは不思議な絵柄で多少違和感がございましたが、奇抜というほどでもなく見慣れたら問題なくなると思いましたし、「絵」としても幻想的な美しいシーンが魅力的で、その色使いも独特で面白く感じられました。ただ先生を地獄に送る前のシークエンスはもう少し抑えた方が宜しかったと思いましたが。
 それとお話はすぐに「おち」が読めましたし、女の子の気持ちを逆なでしたから「地獄行き」というのは辛いでしょうか。女の子目線でお話を進めると確かにあの先生は「嫌な奴」なのですが、あれで地獄に送られては堪ったものではございません(笑) ただこの「理不尽さ」が本作の魅力なのかもしれませんから、その辺はもう少し観てから判断したいと想います。