マクロスFRONTIER 23話『トゥルー・ビギン』

 バジュラの持つ能力に価値を見出し利用しようとしたグレイスと、異形の生物であっても保護しようとしたランカの母の対立が物語の発端であるという描写から今回は始まりました。・・・うん、本作だけを観ておりますと案外「底」は浅かったと思うのですが、「通」な方の文章などを読ませていただきますと、前作やシリーズ全体の流れからは別の見方もできるそうなので・・・、なんと申しましょうか、最近こんな作品が多くて困っちゃいます(笑)
 まあ、本作だけでも楽しめますからややこしいお話はいたしませんが、やはり私の知っている河森監督は「メカ」「アクション」「女の子」が大好きで、それらをどう見せるかに腐心なさっている方という認識でしたから、それは今でも変わってはいないのだと安心(?)いたしました。私にはそれで十分でございます。
 ですからシェリルは自分の運命を知らされて、好きな男の前では少し甘えても泣き言はいいません。男前でございます(笑) もうひとりのヒロイン・ランカはバジュラの巣へ乗り込む事に躊躇いはありません。自分で決めた事だから。ええ、男前でございますとも! 一方でアルトは相変わらずフラフラと腰が据わっておりません(ように見える)。もうこの男は最後までこのままかもしれません(笑)
 来週は最終決戦のようですしアルトに見せ場があるとよろしいのですが、どうなりますやら・・・。