コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN 22『皇帝 ルルーシュ』

 ラストスパートな状況にもかかわらず、世界は混沌としたまま・・・、といったところでしょうか。唐突に「ゼロレクイエム」なんぞと語られても旧スペックの脳みそでは(ry 
 今回のお話を見ていて思った事は、ルルーシュの立ち位置を逆転させて「世の中、何が変わるもんでもない」ということを見せたかったのかもしれません。実際ルルーシュブリタニアの中枢にいてもなんの違和感もないどころか、こちらの方が「しっくり」していたように見えたくらいでした。どこにいてもルルーシュルルーシュ。彼にとって権力は道具にしか過ぎないということを再確認いたしました。
 最後の謎はルルーシュが悪名を着てまで「世界を飲み込み」何をしたいのか? という事のようですが、それより気になったのが今回「毒気」が抜けた方々が多かったことでしょうか。ロイドなんて「マッドサイエンティスト」だと思っておりましたのに、すっかりルルーシュの理解者のように振舞っておりましたし、ニーナもリヴァルと良い雰囲気でかつての「狂気」が消え去っておりました。・・・少し寂しい(笑)
今週のスザクくん
 すっかりルルーシュの「飼い犬」状態でございました。まあ、なにかしら共通の目的がありそうですし、それを達成するまではいくらでも尻尾振ってやるよ、といった感じでしたが、この方も「鬱屈」したところが消えて見えたのが不思議です。先天的な下僕体質なのでしょうか(笑) しかし仕事は完璧でラウンズを軽く一蹴しました。ラウンズの方々も「かませ犬」でしかなかったと言ってしまえばそれまででございますが。
 スザクくんももう少し早くこのポジションを得ていれば、もっと世間様に受け入れられただろうにと思いますと、彼の不運に涙しないわけにはいられませんでした(笑)
今週のルルーシュくん
 内政では敵対貴族を滅ぼし、世界をひとつにするために「超合集国」に参加表明、それでありながらかつての仲間たちに累が及ばないように本心を見せないのという「ありえないほど」見事な生き様を披露しておりました。なるほど、これが「ふっきれた」人間のみせる達観した表情というものなのかもしれません。
 後は強敵シュナイゼル&コーネリア(おまけのディートハルト)を倒すだけ、これならルルーシュくんの生き残る目もあるのかも・・・、と思っていたら「死んだはずのナナリー」がラスボス宣言です! どうやら谷口監督は私が考えていた以上の「ドS」だったようでございます(笑) わかりました、残念ながらルルーシュくんは死なねばならないようでございます。注目は誰が止めを刺すのかに移りました。私はカレンだと思うのだけど、君は誰だと思う? ルルーシュくん。