狂乱家族日記 19話『その気がなくてもドジデビル』

 ワンニャー!」
 ・・・意味はございません。千葉さんのお声を久しぶりに聞けて楽しゅうございました(笑)
 さて、先週のエントリーで「日常の中に出現した非日常」という物語であったのなら・・・と書いた後で凶華さま役の藤村歩さんのインタビュー記事を読む機会がございまして、その中で彼女が本作は「非日常の中の日常を描いた作品」というようなことを述べて(URLを失念したので正確ではないかもしれませんが確認の術がございません)おられました。
 確かにそうであるなら合点の行く作品ではございます。様々な種類の生き物(生き物ですらない人もおりますが)が一つ屋根の下で擬似家族を演じながら、次第にお互いの絆を深めながら本当の家族になって行く心温まる物語。しかし乱崎家の構成員はもとより登場するキャラたちはどなたも一筋縄では行かぬ御仁ばかりですから、それだけではもったいないと思ってしまいます。もっと「はじけて」くれても受け入れる用意はできておりますよ(笑)
 今回は以前登場した「切子」と雹霞の恋・第二ラウンド、「ドジデビル」の顛末、「優歌」のトラウマの3本立て(嘘です)でした。それぞれのエピソードが巧妙に絡み合い、ラストの優歌と雹霞の笑顔の裏に切子とドジデビルの犠牲がある涙アリ笑いアリのひとつのエピソードに仕上げてありました。脚本は「長谷川勝己」さん。楽しませていただきました。