Mission−E Mission06『GOGO WEST大作戦!(後編)』

 とりあえず現地の方が激怒しそうなへんな大阪弁は止めた方がいいと思います(笑) でも地方に住んでいて大阪はおろか関西圏の言語に触れたことのない人間にしますと、申し訳ありませんがイメージとしてはあんなものでございまして・・・、日本は広いですね。
 舞台を大阪に選んだ必然性というものが全く感じられませんでしたが、この「へんな大阪弁」という要素が千奈美のキャラと相まって今回は良い緩急になっておりました。そういう意味では「記号」としての「大阪弁」はメジャーですから必然性はあったのかもしれません。残念ながらこれが「名古屋」や「福岡」あたりですと東北人には微妙でございますしね。
 「OZ」と「ファウンデーション」のどちらを選ぶかという問題をここで投入したということは、今後はこれがメインになるということなのでしょうが、

麻織&千波美が所属する、“TYPE-E能力者の社会適合 を目的としたと、“TYPE-E能力者の隔離・管理を標榜 する<ファウンデーション>が敵対している。 (公式HPより一部抜粋)

という設定なのですから、これは選ぶまでもございません。麻織が苦悩するという展開に持って行くには説得力がやや不足かと思えます。
 が、これまでファウンデーションの構成員がさほど優秀に見えなかった男ばかりでございましたが、今回登場した倉本茜(本名かどうかは不明です)というキャラはなかなか面白い存在で、こういう悪女タイプのキャラが優等生タイプの女の子と絡むと「女同士の争い」という別の要素が生まれて、これまでの一本調子のストーリーに変化が起こりそうな予感がしました。今後に期待したいと思います。