無限の住人 第一話『罪人(とがびと)』

 真下耕一監督による人気漫画のアニメ化作品。制作は「BeeTrain」
 隔週放送という変則放送らしく、Gyaoもそれに準拠して隔週アップだそうです。しかも「15禁」でしたが、OPは「アレ」でしたし、中身は「ソレ」といったものですから気持ちは分かるのですが、TV放送している作品なのにネットだけ年齢コードを導入する意味がよくわかりませんでした。
 エロ描写はこの1話だけですと問題はないように思えましたが、まあ原作を愛読しておりますから書きますが「沙村 広明」先生は変態(笑) ですからこれは仕方がないのかもしれません。この歳になりますとこの漫画程度の「エロ&バイオレンス」では動じることはございませんが、確かに青少年には刺激的かもしれません。
 しかし青少年の興味がこうした「エロ&バイオレンス」なのは、昔も今も変わりがないと思いますから規制一辺倒で安心できると思わない方が宜しいかと考えます。「親」だって昔は「子供」だったのですから、自分の胸に手を当てれば思い当たる事はあるはずなのですが(笑)
 脇道過ぎますね。作品はテンポも良く作画も丁寧で好感が持てました。アクションシーンは同社の「ツバサクロニクル」を知っておりましたから不安はございませんでしたし、真下監督のつながりなのでしょうかI.G.も協力して体制は万全なのかもしれません。ただ一部アクションシーンで「省略」(残酷シーンの省略は当然なので、そのことではございません)するところがありまして、これは労力の節約なのかもしれませんが、そこを描かないのでしたら、アニメにする意味の大半を失ってしまうような気がいたしました。
 原作の冒頭から描いておりましたが、当然最後まで描かれることはないと思いますので、スタッフがどのような調理をして料理をだしてくれるのか楽しみでございます。