コードギアス反逆のルルーシュR2『想い の 力』

 仮に星刻と共謀して天子を略奪、大宦官に対して宣戦布告した場合は逆にそのことを利用され「逆賊」として民衆の敵に仕立てられた訳ですから、今回の窮地の乗り切り方には納得いたしました。欲を言えばキリもありませんし、そもそも圧倒的な戦力差のある敵(神聖ブリタニア帝国)との戦いに「ギアス」ひとつでなんとかしようという設定自体に無理があるのですから、視聴していて落胆するような脚本でなければ問題ありません。ええ、ありませんともっ!
 にせルルーシュ咲世子でした。こういう場合アニメは便利でございます。普通気がつくでしょ?という無粋なツッコミもあるでしょうが、これはアニメであり、ドラマなのですから正解は「なるほど」と納得することだと思います。瑣末なことに囚われては楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。
 もちろんそうした「些細なこと」が気になって作品が楽しめないということはあると思います。その場合は即座に別の「楽しめる作品」を探す事が吉でございます。世の中には一生を費やしても観切れない、読みきれないほどの「作品」が存在しておりますから「合わない」作品にこだわる必要も無理をして付き合う必要は全くないのですから。・・・スタッフは無理しても付き合って欲しいでしょうけれども(笑) もちろん私は最後まで付き合うつもりでございます。
今週のルルーシュくん
 稀代の戦略家ルルーシュくんの弱点は「女心」が理解できないことであることが判明いたしました。C.C.を始めとするする女性陣の猛烈な反対により天子との政略結婚は中止に。「何故?」と訝るルルーシュくんが可愛らしい(笑) ルルがもう少し大人に設定されていたとしますと「男の魅力」で出会う女性を手当たり次第篭絡するという可能性もあったと思うのですが、それをさせない監督の分別に感心致しました。深夜枠ならソレもアリだったかもしれませんが(笑) しかしカレン相手にはその手を使っていたようにも見えたのですが、あれは天然だったのか?!
 さて、カレンは捕らえられたままですし、咲世子がシャーリーにキスをした件を報告しなかったり(レポートには書いてあったかもしれませんが)、ラウンズの二人が学園に転校してきたりルルーシュくんの不幸は次回も続くようです。